出会いなおし  森絵都

出会いなおし
内容(「BOOK」データベースより)
年を重ねるということは、おなじ相手に、何回も、出会いなおすということだ。出会い、別れ、再会、また別れ―。人は会うたびに知らない顔を見せ、立体的になる。人生の特別な瞬間を凝縮した、名手による珠玉の六編。

 時間がたってみて初めて解ける誤解。その時には表現できなかったものが時期がたつと、すんなり誤解を解くことができる。お互いに経験を積んで言葉のボキャブラリーが蓄積されるからこそできる。
 だけどそれが遅すぎることもあるからね。それも運命か。
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

狐の飴売り  宮本紀子

狐の飴売り 栄之助と大道芸人長屋の人々
内容紹介
贅沢三昧の放蕩息子が、大店(おおだな)を飛び出し、ある日突然、大道芸人たちと長屋暮らし!

熊の兄弟、一人芝居の男、猫の托鉢僧(たくはつそう)、茶売りの婆さん。こいつらと一緒に暮らす! ? このわたしが飴を売る! ? そこへ押しかけてきたのは、わたしを裏切った身重の元・許婚(いいなづけ)。もう、どうなっちまうんだい! 笑って泣けて、心がふわりと温まる江戸人情噺。

 濃い。笑ったり怒ったり悔しかったり泣いたり。忙しい読書タイムでした。

 この主人公も初めはのらりくらりで全然入り込めなかった。だけど、劇的に変化しないけれど、少しずつ身の丈にあった速さで成長していくんだよね。

 平凡に見えても、なんにもない人生なんてないんだよ。

テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

若葉の宿  中村理聖

若葉の宿
内容紹介
京都の小さな町家旅館・山吹屋に生まれた夏目若葉は、父を知らず、母も幼い頃に失踪したため、祖父母に育てられた。旧来のスタイルを守り続ける山吹屋は、グローバル化の波が押し寄せるなかで、年老いた祖父母の手で細々と経営が続けられていた。旅館を継ぐ決心がつかないまま20歳を過ぎた若葉は、祖父の伝手により、老舗の大旅館で新米の仲居として修業を始める。一方、中学からの親友・紗良は、芸妓を志す。失敗を繰り返しながらも仕事を覚えていく若葉は、先輩からの厳しい叱責に戸惑い続ける日々を送っていた。そんなある日、山吹屋に買収の話が持ちかけられる。さらに、若葉が勤める大旅館にも激震が……。
京都を舞台に仲居として働く女性の揺れる心情を描く、小説すばる新人賞受賞第一作。

 感動しましたよ~。ただ初めの方は、読みにくいというか、主人公の「若葉」の、のらりくらりとした生き方にうまく自分を乗せることが出来なくて、なかなか進まない。

 やっとこさ、いろんなハプニングが起きて、お尻に火がついた。私も乗じて一気読みでしたよ。

 よくあるパターンのエンディングじゃなかったのも良かった。普通なら母親が登場したりするけれど、最後までいかれた母親だった。

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ジャンル : 小説・文学

シェアハウスかざみどり  名取佐和子

シェアハウスかざみどり
内容紹介

あなたの人生の転機はどこですか?
海を臨む小高い丘に建つ洋館。好条件、好待遇のシェアハウスキャンペーンで集まったのは、ちょっと風変わりな人たち。就職活動がうまくいかない大学生、自分のこだわりと作り話を愛する老女、通販好きの子持ち主婦、方向音痴の訳あり運転手。何の共通点もない4人は、無愛想な黒ずくめのイケメン管理人とともにクリスマスまで共同生活を営む。他者との交流を経て少しずつ変化していく5人だったが、台風の日に洋館のシンボルの風見鶏が吹き飛ばされたことで、平穏な生活の歯車が少しずつ狂い始めて――。

 麻矢さんのエピソードでは、うるっとしました。普段からは想像もできない経験をされてこられた方だったのだなぁと。

 探偵さんの力を借りたとしても現実的にはありえないようだけれども、この「シェアハウスかざみどり」の空間、世界は私にとってもものすごく居心地の良い場所でした。期間限定で引っ越しせざるを得ないんだけど、だからこその幸せの期間のような。

 とにかく丸く収まりすぎるけれども、物語の世界はこれでいいの。ハチャメチャで落ちつかない話もあってもいいけれど、こういう風に心の引き出しのあるべき場所にきちんと収納されていくようなお話も身体が整っていくようで気持ちがすっきりします。

テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

活版印刷三日月堂②  ほしおさなえ

([ほ]4-2)活版印刷三日月堂: 海からの手紙 (ポプラ文庫)
内容紹介
<内容>
小さな活版印刷所「三日月堂」には、今日も悩みを抱えたお客がやってくる。物静かな店主・弓子が活字を拾い、丁寧に刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や、言えなかった想い……。活字と言葉の温かみに、優しい涙が流れる感動作。
静岡書店大賞を受賞・ブクログ1位・読書メーター1位など、話題沸騰の人気シリーズ、待望の第二弾!

 うなずけるシーン。「印刷物はきれいでとうめいじゃないといけない」って祖父の言葉。
わかる。本によって微妙にフォントって違うんだよ。私も今まで何度もブレーキがかかっていたんだよね。馴染みのないフォントで書かれていると、なんとなくそこで止まってしまう。「ふ」とか「も」とか「ん」とか「を」とか「そ」とかが多い気がするんだけど。
 ジャメヴ(未視感)に囚われて、そもそもこんな字だったかなって。

 一作目も活版印刷をやってみたいとのめりこんで色々調べたりした。今回も忘れていた活版印刷熱が上がってきた。

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ジャンル : 小説・文学

プロフィール

かえすけ

Author:かえすけ
ほとんど読書感想になっていない気が・・・。

読書をしていると、それから連想される事物が頭を占領してしまう事もしばしば。

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